エゾバイの仲間
Siphonalia sp.
(アクキガイ超科エゾバイ科)

小型の巻貝は採集者から無視されることが多いが、名前が判れば愛着が湧くものである。
この産地からはSiphonaliaが普通に産出するが、各地から報告されているものとは 少し異なるようである。今後の研究に期待したい。


(高さ27mm)
完全体のSiphonaliaで、明瞭な歯がある。このタイプが標準と思われるが、最後の標本では 歯が見られない。


(高さ19mm)
クリーニングが不十分であるが、この標本にも歯がある。


(高さ24mm)
この標本には歯が見られない。また、内唇の滑層にも違いがある。
別種とは思えないので、成長過程に関係するのだろうか。